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屋外電線を収納する配線ダクトの概要

今では一般家庭にも広く普及してる配線ダクトですが、この設備は室内に電気ケーブルが散らかるのを防いで、室内環境を美しく保つという意味だけで使用されていません。情報通信機器専用のダクトであれば電磁波によるノイズ障害を防ぐ機能も有しており、さらに吊り下げ式タイプであれば足元にケーブルが散乱して転倒するリスクを防ぎつつ、自由に移動できるようにもなっています。そして配線ダクトには屋外に設置されている電線を収納するタイプもあり、しっかりと線を保護しつつ安全の確保も可能にしているのが特徴です。屋外用配線ダクトの特徴は耐候性のある合成樹脂素材となっており、高電圧電線を収納できます。

このダクトが担っている機能は雨風による電線の劣化を防ぐという点と、高電圧の危険から周囲を守るという点です。家電ケーブルも同様ですが、一般的な電気ケーブルは塩化ビニールで銅線を覆っています。塩化ビニールは長期間水や日光にさらされると劣化しやすいため、その劣化を防ぐために配線ダクトを設置しています。屋外に張り巡らされている電線は約1万ボルトもの高電圧な電気が流れてます。

この高電圧は強い電磁波を放っており、健康に害を及ぼす危険性も考えられるのが特徴です。そのため屋外に設置している配線ダクトには電磁波を外部に漏らさないようにするために薄い鉛板を内部に備えています。住宅街に張り巡らされている電線にダクトが備わっている理由であり、これによって我々は電気の恩恵を受けつつ安全に暮らせています。

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