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移動使用可能な配線ダクトの概要と利用されている施設

配線ダクトというと、壁の表面か内側に固定して電源コードを収納しているものとイメージするものです。通常は数多くのOA機器から伸びている電源コードを目立たないようにして、床に散乱するのを防ぐためのアイテムです。そのためなるべく人の目に留まらないようにするために、壁際やその内部を設置場所に選びます。しかし、電気機器の中には固定した場所で使用するのではなく常に移動しながら使うものもあり、それに対応した配線ダクトも製造販売されています。

機器の移動を可能としている配線ダクトのことを「フリーラン式ダクト」と言います。このダクトの特徴は、天井にレーンを設置してそこに備わっているカバー内に電源コードを収納するという点です。レーンが敷設されている範囲であれば自由に移動することが可能なので、フリーラン式という名称がつけられました。一般的なダクトとは異なり、天井から電源コードが垂れているのが目に留まりますが、足元にはコードが散乱しないので足を引っ掛けて転倒するということはありません。

この「フリーラン式ダクト」を利用しているのは医療機関・介護施設です。医療施設の場合、治療に使用する医療器具は所定の場所に置いたままでは効率よく治療を進めることができません。介護施設の場合も機器を介護が必要な人のもとに運ぶことでサービスを円滑に進められるので、必然的にこれらの施設で移動可能な配線ダクトの利用価値が高まっているといえるでしょう。

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