lanケーブルの形状について

lanケーブルと一口に言っても、ケーブルの形状にはさまざまな種類があるため、用途によって使い分けることが必要になります。

種類としては、スタンダード型とスリム型、そしてフラット型の主に3つが挙げられるでしょう。まず「スタンダード型」は、丸型であることや、直径5.6mmという太さがあることが特徴であり、lanケーブルの基本的な形として知られています。このタイプのメリットはノイズを受けにくく安定性が高いということであり、長距離の配線に適しています。しかしこのケーブルは太さがあるので曲げにくく、配線がキレイにできない場合があるという点がデメリットです。

次にlanケーブルの「スリム型」は、形状は丸型ですが、その直径は3.8mmであり、スタンダード型よりも細いのが特徴です。このタイプのメリットは、細いので曲げやすいということであり、壁や床の面に合わせて這わせることもできます。ただし、ノイズに比較的弱く安定性に欠けるのがデメリットだと言えます。そして「フラット型」は、丸型ではなく、平らで薄い形状をしているのが特徴です。

このタイプのメリットは、カーペットの下に這わせたり、ドアの隙間に通したりできるということだと言えます。しかしこちらも、スリム型と同様に安定性が劣るという点がデメリットになると言えます。そのため、安定的な通信を重視する場合はスタンダード型がよいですし、配線のしやすさや、配線をした際の見た目のキレイさを重視する場合はスリム型やフラット型がよいと言えるでしょう。