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短いものでは100mm程度からある結束バンド

結束バンドは非常にシンプルな構造の製品ながら、さまざまな用途を持っています。

本来は業務用ですが、一般家庭などでも便利に使えます。結束バンドがどのような製品であるかを理解するには、ズボンを身につける時に締めるベルトを思い浮かべるとイメージしやすくなります。形状はまさに小型のベルトという趣きで、幅は5~10mm程度、長さは100~200mm程度というのが一般的です。ホームセンターなどで手に入りやすいのはおおむねこれぐらいのサイズです。特殊な用途のものになると、長さが500mmを超えるようなものもあります。服飾用品のベルトと同じく、結束バンドにも先端にバックルのようなヘッドが付いています。このヘッドにもう一方の端を通すと、カチッと音がして元に戻らなくなります。これは、ヘッド内のツメがバンドの表面にある細かな凹凸に引っかかるからです。

ベルトと異なるのは、基本的に使い捨てであるということです。取り外したい時は、ハサミやニッパーなどで胴体部分を切断します。ただし再利用が可能な製品もあって、ヘッド部分に細いピンを通すなどしてツメを動かせば、切断することなく結束を解くことができます。結束バンドの主な用途は、電気設備用のケーブルを縛ることです。配線工事がしやすいように何本かのケーブルを束ねたり、フックに引っかけて固定したりするのに使います。家庭でも、たとえばパソコンと周辺機器を接続するケーブルの長さが余った時に、束ねておいて結束バンドで縛ればじゃまになりません。

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